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えっちゃん…新潟県出身、神奈川県在住。好きなバンドはthe pillows、FoZZtoneなど。

​収録日:2020年5月30日

――初めて行ったライブは何でしたか?

「中学3年生のときに行ったNANANINEの新潟公演ですね、新潟CLUB JUNKBOX(2010年閉店)です。中学生の時に実家でスペースシャワーTVを見ていて、ライブ映像とかがいっぱい流れてきて。それでライブ楽しそうだなって(笑)」

 

――スぺシャが導入された経緯ってゆうのは…。

 

「小学5年生のときに実家を建て替えて、その時にCS放送(スカパー)のチャンネルがすごい観られるようになって。ただ、小学生のときはアニメチャンネルばっかり観ていて、音楽系を興味持って観出したのは中2ぐらいからですね。スペースシャワーTVとか、MUSIC ON ! TVとか、100個のチャンネルを使って100ジャンルの音楽をずっと流してるチャンネルとか。そのときに音楽がうわーって流れ込んできたんですよ(笑)。そこである日、NANANAINEがアメリカのサウス・バイ・サウスウエストってゆうフェスに出た時の映像が流れて。そこでベースの朱雀祐輝さんが“音楽は楽しい、Music is precious!!”みたいなことを強く言っていて、“あ、楽しそうだなライブ”って思って。CMが入って、もうすぐ新潟に来るじゃん、行ってみようって。1人じゃ怖いんで姉を誘って(笑)。当時のインターネットで、“どんな服を着ていけばいいのか?”とか調べて、Tシャツにジーンズ、みたいな(笑)。それが最初です。2回目はthe pillowsですね」

 

――あ、そこでもうピロウズに行くんだ!

 

「その翌年の1月にピロウズが新潟に来るっていうので、またJUNKBOXに行きました」

 

――それで上京してくるタイミングっていうのが?

 

「大学の1年生。高校生の時は受験勉強がメインで、1年に1回くらいしかライブに行かなかったんです。ライブに行きたい欲はすごい抑えて生きてた(笑)。なので大学でそれが爆発するかと思いきや、今度はジャズの部活に入って」

――それは何故にジャズ?

 

「高校で部活なんか入ろーって思ったときに、何かしらの音楽系が良いなって思ったけれどジャズか軽音楽部しかなくて。軽音楽部はなんか怖いし(笑)、友達も入るって言うからジャズかな~みたいな感じでビッグバンドジャズの部活に入ってたんです。そこで3年間ギターを弾いていたんですが、ジャズ格好いいしバンド楽しいじゃんってなって。大学にもジャズの部活があったから入ったら、結構体育会系のガチの部活で(笑)。練習練習! みたいになって、自然とロックのライブから足が遠のいたんですね(笑)。で、結局3年くらいライブ行かなかったですね」

 

――えっちゃんは楽器も色々やるもんね。トランペットはいつから?

 

「ちゃんと始めたのは大学生からですね。高校3年生のときに遊びで1曲吹いてみたらすごい楽しくて、ギターから転向しました(笑)。大学1年生のときには楽器も買って、部室も夜10時まで開いてるし、学校から5分くらいの距離に住んでたのもあって休みの日にふらっと行って楽器吹いて帰るみたいな(笑)。勉強はあんまりせずに、ビッグバンドジャズの全国大会に出場したり、部活のマネージャー業務とかをやったりしてるうちに…大学が終わったなって(笑)」

 

――そして今、ドラムもやりだしたじゃない?

 

「ドラムは完全にセッション会(FoZZセッション会/FoZZtoneファン有志によるセッションイベント)の影響ですね」

 

――どうですか、ドラム。

「音が鳴るなって」

 

――あ、なんか前も聞いたことあるかもそれ(笑)。

 

「ハイ(笑)。トランペットって、唇や肺活量をうまいこと使わなきゃいけないんですけど、唇が振動しないとまず音が出ないんですよね。長く吹くと唇がバテちゃって高い音が全然出ない、汚い音しか出ないってなるんですけど、ドラムだと角度とか手の動きとか色々考えればいい音にできるし、とりあえず手足が動けば音が鳴るんですよ。トランペットだと、前日に練習しすぎて唇が腫れちゃって本番にいい音がぜんぜん出なかったりするんですけど、ドラムはそんなことがないので。コントロールし易いなって」

――そんな部活漬けの生活から、もう1回ライブ行ってみようかなってなったきっかけとかあるの?

「それは高校のジャズの部活で一緒だった友達が、Facebookで“ピロウズのライブチケットが1枚余ってるけど誰か行きませんか”って言ってて。あ、じゃあ行こうかなって(笑)。大学3、4年生くらいの時にすっごい久しぶりにライブに行ったのがそれですね」

 

――ピロウズはさっき話してくれた実家のCS時代に好きになったってことだよね?

 

「ピロウズは中学2年生の時」

 

――最初期だね(笑)

 

「あの頃から人生が狂いだしてきたのかもしれない(笑)。うちのお姉ちゃんが『フリクリ』ってゆう漫画を買ってきて一緒に読んでたんですけど、小学生の頃からお姉ちゃんはインターネットに精通していて、ネット上の友達から“『フリクリ』は映像観た方がいいよ”って勧められて。なのでTSUTAYAに行ってビデオを借りて家で再生したら、ほとんどピロウズのPVみたいな、カッコイイ感じで。良いなぁって。それでピロウズにハマりましたね」

 

――じゃあジャズ1本だった大学生活で久しぶりにライブ行って、それでまたけっこうライブに行くようになった?

 

「なった。し、その頃はもう大学も卒業だったし、関東には大学でできた友達しかいなかったので、“このままじゃ友達付き合いがなくなる!”と焦ったんですよね(笑)。それで当時やってたmixiで、ピロウズファンの人たちとマイミクになったりコミュニティに入ったりしてたら飲み会のお誘いが来て、そこで出会った人たちとピロウズのライブに沢山行くようになったり、旅行に行くようになったり、ずっと今も続いてるんですけど。その友達に会いたいからピロウズは通い続けてる、みたいなところもありますね。

ライブに関しては、高校の時が1番フラストレーションが蓄積されてて。ある時、新潟にBUMP OF CHICKENが来るっていうんで友達と3、4人で行ったんですよ。新潟フェイズ(2007年閉館)ってゆう大きいハコがあって、そこへ。でもチケット代が5,500円とかで、当時はお小遣いで生きてるからお金が無くて(笑)。友達の1人は別の友達からお金を借りて、当日券で“チャマ! チャマ!!”って言いながら駆け込んでいったんですけど(笑)。残りの私たちはまぁBUMPならまたすぐ簡単に観られるっしょって、外で体育座りしながら聴いてたんですよ、音漏れを。それ、今、すっごい後悔してます!!!(笑)」

 

***下北沢GARAGEのクラウドファンディングのリターンで「カラオケ出場権」を選択した件について***

インタビュー本編収録後に雑談をしている中で、下北沢GARAGEのクラウドファンディング(既に終了)で、かねてより話題になっていた年末カラオケ大会の出場権は誰が入手したのかという話になった際、実はえっちゃんが1枠確保していたことが判明して現場が騒然、収録を再開しました。 ※やまだ…同席者

――え、まず、あの、応募にあたってどれくらい考えました?

「3日くらいです」

――パッと見た時はそもそもどう思ったの? あのリターンの一群を見て。

 

「ぜんぶバーッって見て、ぜんぜんお金だけ入れるのもいいし、グッズ買うでもいいし、カラオケもいいし、坪井ちゃんのPA体験もちょっと楽しそうだなって思いながら色々見て。でもカラオケはなかなかできない体験だなと。自分が知ってるアーティストと同じイベントに出られる権利でもあるし、カラオケだから若干下手でも許されるかなと思って。人もいっぱいいて埋もれられるし、あとやっぱり知り合いもいるから賑やかしもあるかなと思って。最近3年間くらいは観に行ってるイベントだし、それでちょっとハードルが下がってきてる。あとは勢いで(笑)」

 

やまだ「だからまさにドンピシャだよね、ターゲットに。アーティストと同じステージに立つことをちゃんと価値として見出して、カラオケ大会のことも楽しい・面白いと認識してる」

 

――大事だね……。

 

「3年くらい前に初めてカラオケを観に行ったときに、ステージからADさん(AD再騰二三夫さん/GARAGE)に“初めて来た人―!”って訊かれて手を挙げて、“何で来たの!??”って(笑)。“毎年都合が合わなかったんですけど、今年やっと初めて来れて。ずっと来たかったんです!!”って答えたら、“カラオケってそういうもんなんだ!?”みたいな(笑)。最初に来たかった理由っていうのは、渡會さん(FoZZtone)が過去に出演されていたからなんだけど、満を持して観に行けたイベントだったし、見るたびにカラオケ大会にもGARAGEにも愛着が湧いてきてるし、なにより自分の人生を振り返ったときに、GARAGEのカラオケ大会に出場した!っていうのがあった方が楽しいな、ウケるなって(笑)」

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